金曜日, 11月 02, 2007

二種二次試験機械制御、H11問3,4、補足。

ここの補足、です。
問題文、解答内容については、ここ参照で。

問3
【解説】
(1) 電圧形は順変換回路の出力側に大容量コンデンサが並列に接続され、その出力電圧がほぼ一定になるように順変換回路で制御される。このため逆変換回路の出力 線間電圧は方形波となり、線電流は正弦波に近い形となる。電圧形では順変換回路の出力(直流側)に大容量のコンデンサを接続しているので、逆変換回路から みた出力インピーダンスは低くなり電圧源として作用する。図1には順変換回路の出力側に並列に接続される回路素子がない。一方、図2では順変換回路の出力 側に回路素子(b)がある(コンデンサ)。このため図2が電圧形となる。

(3)-(a)図1は電流形変換装置である。電流形では順変換回 路と逆変換回路の間に直流リアクトルが直列に接続される。リアクトルの容量は十分に大きな値とし、直流出力電流がほぼ一定となるよう順変換回路が制御され る。このため、逆変換回路の出力線電流は方形波となり、線間電圧は正弦波に近い形となる。逆変換回路側から見た出力インピーダンスはリアクトルのため大き くなり電流源として作用する。

図2は電圧形であり、順変換回路の出力側に大容量のコンデンサが接続される。電圧形では自己消弧形半導体バルブデバイスと逆並列に帰還ダイオードを接続する。これは、誘導負荷の遅れ電流成分を直流側に帰還するために必要である。

(4) 図2において電力回生動作を行う場合は、直流電流の方向が逆変換装置から順変換装置の方向となる。しかしながら、順変換回路がダイオードブリッジで構成さ れている場合は電流の流れる方向は、順変換回路から逆変換回路への一方方向だけである。このため、電力回生動作を行うことができない。電力回生を行う場合 には逆変換動作のできる回生用整流器の構成とし、順変換回路の制御角をα=90~180°(単相の場合)とする。

電圧形逆変換回路と電流形逆変換回路の特徴を第1表にまとまる。

問4
とくになし…。ここまで解いてきた知識で概ねいけるんじゃないのでしょうか…。

以上です。