月曜日, 4月 09, 2007

4/9分の補足。

珍しく、こちらに別解をのせてみます。

この問題なんですがメインの方では力技、というかまぁ、正攻法で解いています。
が、これ、テブナンの定理を使うともう少しスマートに。

問題の回路で、π形に配置されたコイル(各jX)と、入力電源を含めて一つの回路網とし、
そこに負荷抵抗として、可変抵抗Rを接続した、と考える。

負荷を開放したときの、回路網インピーダンスはjX+jX〃jX(〃は並列、+は直列)。
よって、インピーダンスZ0はj3/2Xとなる。
また、開放時の開放電圧は、jXとjXの分圧となるので、E0=E/2となる。
よって、テブナンの定理より、負荷電流I=E0/(Z0+R)から、式変形にて、
I=E/(2R+j3X)が求められる。

また、消費電力が最大になる条件も、整合状態の時(回路網インピーダンス=負荷インピーダンス)、
である事が使える。
これより条件として、R=3/2Xを求める事ができる。

後でここに画像もアップします。