金曜日, 4月 20, 2007

電気計測の問題2問、の補足。

ここの補足、です。

 指示計器において、駆動トルク、制御トルク、制動トルクを作る装置を、
それぞれ駆動装置、制御装置、制動装置といい、これらは計器の3要素と呼ばれている。

 電気的な諸量を機械的なトルクに変換して可動部分の回転を引き起こす駆動トルクを得る、
駆動トルク発生装置(駆動装置)がまず必要な要素となり、その発生方法は計器の形で異なる。

 次に、発生したトルクとつりあって計器の課導体を所定の位置に止める制御トルクを得る、
制御装置が必要となる。
制御装置にはうず巻ばねを利用したばね制御、重力による復元力を利用した重力制御、
可動体に二つのコイルを設け、互いに逆方向のトルクを発生させる電磁的制御などがある。

 さらに、計器の指針を速やかに停止させる制動トルクを得る、制動装置が必要である。
この時、過制動であれば可動部分の回転運動は遅くなり、所定の指示値に到達するのに時間を要し、
また、制動が不足すると回転運動が速すぎるため、減衰運動を起こし、
こちらも所定の指示値に到達するのに時間を要すこととなる。
制動装置には、空気抵抗を利用した空気制動、電磁制動、うず電流制動などがある。

という感じです。
文章題は面白みにかけますねぇ…。