金曜日, 5月 18, 2007

交流回路の問題、の補足。

ここの補足です。

補足するほどのこともないのですが…。
ポイントを。
・直列回路の並列、という事で、並列部分で電圧は等しい。
・ベクトル図を見ればわかるように、Xでの電圧降下とRでの電圧降下のベクトル和、
また、X、Rの電圧降下のベクトル和はそれぞれ等しく、Vになる。
・電圧に対して電流の位相は、コイルでは遅れ、コンデンサでは進みとなる。
・つまり、電流を複素数で表現した時、コイルでは虚部が+、コンデンサでは虚部が-となる。
・ここから、逆に考えると、複素インピーダンスでは、虚部が+の時遅れ、虚部が-の時進み、となる。
・この問題で、最後に複素電圧が与えられ、力率を求める事になっているが、
ここで電圧の位相には無関係となっている。
これは、力率とはあくまで電圧・電流ベクトルの位置関係を表すものであるから当然である。
・ちなみに、この問題で素直に電圧・電流の位相を求めると、多分かなり大変と思われる。

補足する事は、これくらい、です。