木曜日, 9月 13, 2007

07年種法規問6,7、の補足。

ここの補足です。

問6 高圧需要家の電力需要設備
一つの変圧器に、三つの負荷が接続されており、年間使用電力量、最大電力、年負荷率のうち二つが与えられた時に、残りの一つを求める問題。
(1)~(3)
負荷率=平均電力/最大電力
であり、年負荷率で考える。平均電力=電力量/時間、なので、年間電力量を(365日×24時間)で除すれば、年間の平均電力が算出される(電力量はMW、電力はkWなので、単位を換算し忘れないこと)。

(4)
不等率は、負荷の最大電力の和/系統の最大需要電力 で求められる。ようは、負荷単位での最大電力が同時に集中するとは限らない、という事も含め、実際変圧器で見た最大需要電力≠負荷の最大電力合計となる。この比が不等率。

よって、(1)~(3)で求めた最大電力を合算し、それを不等率で除算すれば、トータルの最大需要電力が算出できる。

(5)
利用率とは、最大需要電力/定格なので、(4)が算出されれば計算できる。

なんとなく、覚えてたけど、言葉から推測しても解けるかもしれませんね。

問7 架空電線の着氷雪害
送電線への着氷雪害に関して。ギャロッピングは配電線に雪や氷が付着し、それが翼状になって風を受けると揚力を受ける、という現象。着氷雪が考えられる事の他、風が強い、など気象・地形他の条件・要因が重なって発生する。

自励振動が起こる→振動周期と、揚力とが、同調したら振幅がどんどん大きくなる、って事だと思われます。

防止策としては、振動しても送電線同士が接触しない対策、ということになります。