土曜日, 4月 14, 2007

RLの過渡現象、の補足(4/14分)

ここの補足です。

※1
コイルは、交流に対してインピーダンスを持ち、直流に対してインピーダンスは0。
(Z=jωLにおいて、ω=0だから)
つまり、直流回路で定常状態であればコイルは短絡と考えればよい。
ここで、「定常状態であれば」っていうのは…、
過渡現象を求めるように、非定常の時(過渡時)はその限りではない。
その理由は、コイルは電圧の変化を妨げようとする働きがあるから。
だから、交流に対してはインピーダンスを持つし、
直流でも立ち上がり時には(瞬時は∞の)インピーダンスを持つ。


過渡現象での考え方ですが、コイルやコンデンサが直流に対し、定常状態でどうなるか、
これを抑えるのは大切と感じています。
コイル→直流で電源ONの瞬間インピーダンスは∞で、徐々に0になる(指数関数的に)。
つまり、電流としてグラフを取ると最初低くて、ある値に収束する形になる。

逆に、コンデンサの場合、電源ONの瞬間インピーダンスは0で、徐々に∞になる。
(コンデンサの構造を考えてみると、そうですね。非接触だもの)
電流の過渡現象としては、最初ある値が流れ、徐々に0に収束する形になる、と。

こう言う性質を感覚的に把握しておくと、色んなパターンにも応用が利かせられるのかなぁ、
と思っています。

では、また手書きは後日(16日くらいになるかも?)