土曜日, 5月 12, 2007

電動力応用。

ここの補足です。

まず、必要な電力Pc(kW)を求めるくだりについて。
電力、電力量、仕事、仕事率、の関係を抑えておく必要が。
電力量は、仕事に等しく、となると、電力は仕事率に等しい。
ただし、仕事率は1秒あたりに換算ですが。
この関係をこの問題に当てはめると、
仕事は、力×距離。
力は、荷重×重力加速度(g=9.8)→単位N
距離は速度から求められます。
まず、1分あたりの仕事を考えると、
2078×9.8(N)の荷重が15m上昇しますので、
305533.62(J・min)
であり、これを1秒当たりの仕事率にするには、60で割る。
よって、5092.227(J/s=W)
が求められ、kWへ換算すればよい。

その他は特にないです。
文章から、手書き資料、一番下の図が連想できれば、
後は三角関数程度でOK。

比較的簡単な問題と言っていいと思います。

機械全般に言えることと思いますが…、
範囲が広く、完全にマスターするのは困難と思われます。
というか、全部憶えるのは、ですね。
さすがに、電気技術者として、
も含めると電動機・発電機・変圧器はある程度憶えた方が○、
と思いますが、このあたり、制御関係や機器応用。
これらは「常識」を憶えて、いかに算出できるか?
が肝になると感じています。

100点取る事が目的じゃないですし、
そういう勉強の仕方をしたほうが、
2次試験対策になると思われます。

そういう意味で、
3種機械→憶えてなきゃ辛い
2種機械→考えたらいける
の印象があって…、機械は3種の方が苦手な印象。

この問題で言っても、必要な値は三角関数で求める物、
単位換算で求める物、程度です。計算は、簡単。
でも、J/sとWが等しい事を知らなければ解けない。

つまり、僕的には単位換算って重要だと感じます。
それを広げていけば物理にも強くなるしね。
(ってか、物理に強い人が有利、ってことか)

という事で、機械の結構重要なポイント、
と思うことについて、でした。

以上。