火曜日, 6月 26, 2007

四端子定数の問題の補足(二日目)

ここの補足です。

<ポイント>
四端子定数で定義される等価回路は1相あたりである。
したがって、四端子定数で取り扱う電圧Eは相電圧となることに注意が必要である。

<問題の解答>
は、メインを参照いただくとして…、

ちょっと違うのが、(1)のところ。自分のやり方としては、
Aの大きさを求め、単純にVに掛けたんだけど(解答としては正解になる)、
実際には、線間電圧Vに対する相電圧Eを求め(1/√3)、そこからEを求め、
それで、√3倍してVを求める、というのが正しいようです。

しかも、いきなりAの大きさを求めて計算した自分に対し、
このやりかたでまずは複素数の電圧として求めておけば、次の問題が楽でした。
(結局こっちで使う)

で、この問題を解くと、送電端電圧が受電端電圧より低い、という結果になります。
この問題では、送電端から進み電流が流れているので、フェランチ効果が発生しているため、です。

電流計算と無効電力計算からもそれがわかります。

あとは、有効電力と無効電力を求めるには、複素演算において、
複素数電圧・共役複素数電流 ×3で求められること(共役になるのに注意!)、
などがポイントでしょうか。