ここの補足です。
基本的には単純なブリッジ回路の解析をする問題。
ただ、相互インダクタンスが出てくるところに捻りあり、です。
それがないとすると、ほんと単純にRLRの並列によるブリッジなだけ。
そして、この解法ではその単純なブリッジに変換してしまおう、
という問題。
注意点とポイントは…、
・相互インダクタンス。回路図において「・」の意味。
(コイルの所)
この、「・」によって相互インダクタンスによる電圧降下の方向を定めています。
「・」のある方から電流が流入した場合、
相手側の「・」がある方向から逆起電力が発生する、
という記号。つまり、この問の場合はどちらも順方向で、
電圧降下の式を立てる場合には相互インダクタンスMによる電圧降下は加算でよい、
という事になります。
・ブリッジでの平衡条件において、実部=実部、虚部=虚部
とする所。まぁ当たり前なんですが、
等式において次元の等しい物同士をそれぞれ等しい、とします。
・この方法で回路変換をせずに問題の回路を解析するには、
平衡条件を使わずに力技(=大変)で解く必要があるらしいです。
(もちろん、やりませんよ!)
導出や回路図などは、添付の手書きを参照してくださいな。
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