金曜日, 4月 25, 2008

二種予想問題 電力管理_問21(補足)

ここの補足、です。
問題文、解答内容については、ここ参照で。

問21
【解説】
別の解き方を紹介。

あ、その前に…。また、出題が違います。問題の図で、変圧器容量が10kVA、本文で30kVAとなっていましたが、解答から考えると、30kVAが正解。また、変圧比6300/100Vとありましたが、これも恐らく、解答からすると6600/100かと思われます(こっちは、何か裏がある?)

では、本題。メインでは、普通にインピーダンスを求めて解いていますが、ここでは%インピーダンスのまま解く方法をやってみます。最終的に導かれる答えは多少違う(っぽく)なりますが、計算の四捨五入によるあやです。実際、メインの解き方と同じ方法で、四捨五入を極力せずに解いたら同じ数値となりましたので…。

配線抵抗、リアクタンスをr、xとすると、

=2×6×0.8(Ω)
=2×π×f×1×6×10^-3×2(Ω)

これを、変圧器容量である、30kVA基準の%インピーダンス(%r、%x)に変換(6000V側)

%r=P・r/V^2=0.8(%)
%x=P・x/V^2≒0.31(%)

また、題意より変圧器の%抵抗、%r及び%リアクタンス%xは、それぞれ1.7(%)、2.5(%)なので、変圧器から電源側を見た%インピーダンス、%Zは、

%Z=√{(%r+%r)^2+(%x+%x)^2}
  =3.76(%)

よって、短絡時の変圧器一次側短絡電流Is1は、

s1=P×100/(%Z×V)
  =100×30×10^3/(3.76×6000)
  ≒132.98(A)

これを、低圧側(100V側)に換算した短絡電流Is2は、変圧比a=100/6600より、

s2=Is1/a
  ≒8776.68(A)

この方法の方が計算が楽、な、ようなきもするのですが…、いかがでしょう?

※補足の補足。
変圧比a=100/6000ですね。そして、定格電圧が6600。多分、最後の計算値は同じになりますが、途中が違ってるかも…。多分。暇があったら検証しておきます。

↑やってみたけど、数値合わない。そもそも出題の電圧値もおかしいし…。ちょっと不明、って事で。

以上です。