ここの補足、です。
問題文、解答内容については、ここ参照で。
問1
【解説】
(1)
電機子抵抗を無視
→同期リアクタンス=同期インピーダンス
と考える事ができ、つまり、これは短絡比の逆数となります。
そして、ベクトル図を用いて考えれば、端子電圧V(単位法で1)に対する、無負荷誘導起電力E0は、同期リアクタンスによる電圧降下分をベクトル合成すればよい。
(2)
電機子電流Iaは、無負荷誘導起電力E0と、電機子電流Ia、同期リアクタンスX0、負荷角(のsin)で考えると、
Ia=E0・sinδ/Xs
(Ia・Xs=E0・sinδの方がわかりやすいかも)
であるため、ここからP=VIa=…、と考えればよい。
(3)
電動機の場合、無負荷誘導起電力E0=E0・e^-jδ1
これを展開すると、
E0・e^-jδ1=E0(cosδ-jsinδ)
である。これと、電機子電流の式、
Ia1=(V-E01)/jXs
(この式も、ベクトル図より、V-jIa・Xs=E01となるから)
から式変形して求めればよい。
あとは、鉄心の飽和を無視すれば、無負荷誘導起電力は界磁電流に比例する事を用い、さらに式変形していけば求められる。後、進みとなるのは…、ベクトル図とかから判断しましょ~!
今日は、こんなところです。
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