水曜日, 9月 12, 2007

07年種法規問3,4,5、の補足。

ここの補足です。

問3 高圧配電線との連系
冷静に考えればそんなに問題なし、の問題です。
a.について
一般電気事業者、卸電気事業者、つまり、電力会社等と考え、そこと高圧で連系し、かつ、自家発電をもっている場合。自家発電があることを前提に受電用配線などが設計されている場合が多い。逆に言うと、自家発電が脱落した場合には配電線等が過負荷になると、配電線過熱等、問題がおこる。そのため、構内の負荷を制限しなければならない、と。
例えば、配電線容量が500A。構内負荷の合計が1000Aで、構内発電が800Aの場合、
通常は500Aしか受電していない(配電線には流れていない)。ここで、発電機が脱落すると、発電分800Aも配電線にかかり、合計1300Aの電流が流れ、危険である。そのため、構内負荷を300A(以上)制限する必要がある、という事です。

b.について
系統に負荷を連系する→並列に負荷が繋がる形なので、電源から見た負荷のインピーダンスは小さくなる、可能性がある(増設分のインピーダンスにもよるけど)。なので、負荷の短絡容量が電源側(電力会社側)などの電線の瞬時許容電流や遮断器の遮断容量を超える短絡電流が流れるような値となると、危険(遮断できない)。そこで、事故電流を制限する措置が必要、という問題。

問4 油入変圧器の劣化診断方法で、油中ガス分析
これは、ちょっと職務の経験上、覚えていたのでラッキーでした。内部異常(アークの発生とか?)によって、絶縁油が化学変化を起こし、異常なガスが発生するので、このガス濃度測定によって劣化傾向を知る方法。

このガスとしては、アセチレンやエチレンがある(この、アセチレンを覚えてて、ラッキー!)。また、この数値に異常があった場合には、さらに精密な診断を行うよ,と言う話。

後は密閉型の場合には空気(外気)の侵入を測定する、として、窒素濃度の測定も劣化診断には有効である、と。

問5 電気工作物の維持
良くある問題。
ただ、このc.、d.はよく知りませんでした。なので、(5)は間違えたけど…。この文章は多分良く出るので、他の場所が穴になった場合でも答えられるようにしなければならないです。
例えば、

一 事業用電気工作物は、人体(2)に危害を及ぼし、又は物件に損傷を与えないようにすること。

の文章で、「人体」部分が穴になってましたが、「物件」が穴になってる場合もありました。
他にも、そんな感じでありませうので、注意は必要。

後は、覚えるしかないし…。

とりあえず、以上です。