問1
【解説】
問題の直流電動機の巻線は第1図のようになっており、1スロット内には2×2=4(本)の導体が収められている。
よって、電機子導体の総数は144×2×2=576となる。
また、電機子誘導起電力Eの式は次のように導ける。
第2図のように、直径D(m)、長さl(m)の電機子がn(r/min)で回転しているとき、電機子周辺の速度vは、
v=πD・n/60=πDn/60(m/s)
で表せる。よって、平均磁束密度をBa(T)とすれば、電機子導体Aが1秒当たりに切る磁束Φは、
Φ=vlBa=πDnl/60・Ba(Wb)
となるから、導体Aに生じる誘導起電力eaは、
ea=dΦ/dt=πDnl/60・Ba(V)
となる。
ここに、極数p、1極当たりの磁束をφとすれば、平均磁束密度Baは、
Ba=pφ/(πDl) (T)
であるから、
ea=πDnl/60・pφ/(πDl)
=npφ/60(V)
となる。
よって、電機子誘導起電力Eは、並列回路数をaとすれば、直列導対数がZ/aとなるので、
E=Z/a・ea=Znpφ/60a(V)
となる。
問2
【解説】
(1)第3図のように結線を考える。
(2)100(V)側の巻線には、50(A)まで流せる。したがって、第4図に示すような電流となり、負荷には75(A)の電流が流
れる。
よって、負荷容量200×75=150000(VA)→15(kVA)
(3)題意より、変圧器の損失pLは、
0.96=5×0.8/(5×0.8+pL)
∴pL=5×0.8/0.96-5×0.8
=0.1667(kW)
η=15×0.8/(15×0.8+0.1667)かける00
=98.63(%)
以上です。
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