ここの補足、です。
問題分解答内容については、ここ参照で。
問4
【別解】
重ね合わせの理によって、A系統のみの端末負荷があると考え、A系統端末負荷の電流IAによる開閉点を流れる電流IA’をもとめる。
IA’=IA×ZA/(ZA+ZB)…分流(?)
計算すると、
IA’=73.02+j34.987
同様にB系統のみの端末負荷があると考えた場合、IBによる開閉点を流れる電流IB’は、
IB’=IB×ZB/(ZA+ZB)
計算すると、
IB’=30.251-j14.395
したがって、連系点に流れるループ電流Iの大きさは、IA’とIB’を重ね合わせたものとなるので、
(ループ電流の向きより、IB’はIと逆向き→符号が負)
I=IA’-IB=42-769+j49.382
となり、キルヒホッフで解いた値と一致する。
【解説】
消費電力に変化が無いこと、がポイントでしょうか。
消費電力に変化が無く、非連系→連系とした場合に、ループ電流が流れる、と。なんだか不思議な感じがしますが…。起電力がないループ回路に、電流が流れる、って…。
ちゃんと調べてみたわけじゃないですが、多分無効電力、有効電力のやりとりが行われた結果、負荷には変化が無い、って事かな?
(いや、逆か。負荷に変化がないために、有効電力・無効電力のやりとりが発生し、ループ電流が流れるのかな)
そのあたりの考え方はちょっと難しいですが、解法自体はしっかりやればそこまででもないと思われます。
手書図(解等の方)が思い浮かび、起電力が0で、とかが浮かべば、後はミスに注意して解くだけですから…。
以上
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