ここの補足、です。
問題文、解答内容については、ここ参照で。
同期機 問4
【解説】
1.同期発電機の1相当たりの同期インピーダンスで単位法での抵抗をrs’=0.0111とする。抵抗のオーム値をrs(Ω)とすると、
rs’=rs・In/(Vn/√3)=rs・Pn/Vn^2
rs=rs’・Vn^2/Pn=0.1465(Ω)
単位法で同期リアクタンスをxs’=0.96とする。同期リアクタンスのオーム値をxs(Ω)とすると、
xs=xs’・Vn^2/Pn=12.67(Ω)
以上から、同期発電機の1相当たりの同期インピーダンスZs(Ω)は、
Zs=rs+jx
=0.147+j12.7(Ω)
2.1相当たりの誘導起電力Ed(V)は、
Ed=Vn+rsIncosθ+xsInsinθ
+j(xsIncosθ-rsInsinθ)
(ベクトル図が過去どっかにあるはず…)
この大きさを求めると(添付図参照)
|Ed|≒6070(V)
3.星型接続でW(kW)、力率cosφの負荷の1相当たりのインピーダンスZLは次のように得られる。
ZL=(V/√3)/I ・(cosφ+jsinφ)
=…
=10.3+j7.74(Ω)
4.負荷を接続した時の負荷電流IL(A)は、上記の値を代入して
|IL|=Ed/√{(rs+rL)^2+(xs+xL)^2}
=…
≒265(A)
5.2700(kW)の負荷接続時の端子電圧VL(V)は、
|VL|=√3×IL×ZL=…≒5920(V)
添付図では、微妙にやり方違うはず…。そっちの方がわかりやすい、つもりなんだけど…。
(見易いかどうかは別問題)
以上です。
|