火曜日, 6月 03, 2008

OHM練習問題 機械 フィードバック問1~補足

ここの補足、です。
問題文、解答内容については、ここ参照で。

フィードバック制御 問1
【解説】
フィードバック制御は、制御量をフィードバックすることによって目標値と比較し、それを一致させるように訂正動作を行う制御方式である。このためフィードバック制御は、設問の図に示されるような閉ループ構成をとる。

フィードバック制御系における各部の機能は次のとおりである。

(a)設定部:目標値を基準入力信号に変換する。
(b)調節部:基準入力信号および検出部から出力される信号を基準に、制御系が所要の働きをするのに必要な信号を作り出して操作部へ与える。
(c)操作部:調節部から出力される信号を操作量に変え、制御対象に働きかける。
(d)検出部:制御対象、制御量などから制御に必要な信号を取り出す。

目標値は、制御量がその値を取る目標(基準)として外部から与えられる信号である。

基準入力信号は、制御系を動作させる基準値としてその閉ループに直接与えられる。この基準入力信号は、検出部によって得られたフィードバック信号と比較される。

また、制御を行うために制御対象に与える量(信号)を操作量という。操作量を変化させることによって、制御量を制御することができる。

自動制御系を制御量に着目して慣用的に分類すると次にようになる。

(a)プロセス制御:温度、流量、圧力、液位など工業プロセスの状態量を制御量とする制御系であり、主として目標値が所定の値を取る定値制御が多い。

(b)サーボ機構:物体の位置、方位、姿勢などを制御量とし、目標値の任意の変化に追従するように構成された制御系である。サーボ機構は主として追従制御であり、例えば自動操縦、レーダなどの制御系が相当する。

(c)自動調整:目標値を調整することはできるが、この目標値は頻繁に変更されることなく、長期間にわたり一定に保たれる。いわゆる定値制御の一種である。自動調整には、電圧、電流、周波数などの調整、電動機の速度制御などがある。

以上です。