金曜日, 6月 27, 2008

OHM練習問題 機械 照明問1~補足

ここの補足、です。
問題文、解答内容については、ここ参照で。

照明 問1
【解説】
片面のみ発光する等輝度L(cd/m^2)の完全拡散面を有する平円板光源の配光曲線を図1に示す。平円板の面積をS(m^2)とすると、平円板の0(rad)方向の正射影面積が最大で、最大光度Iは、

=LS (cd)

である。

また、θ方向の光度Iθは、図1から、

θ=I・cosθ (cd)

である。

次に、光度Iは、発散される光束dFの微小立体角dω当たりの割合で表され、

I=dF/dω

である。

この微小立体角dωは、図2では、dS’/r^で表され、
球帯の面積dS’=2π・r・sinθ・r・dθ
であるから、

dω=dS’/r^2=2π・sinθ・dθ

となる。

そこで、平円板光源の発する全光束Fは、dF=Iθdωについて、θ=0からθ=π/2まで積分すれば求められるので、次式となる。

=∫Iθdω
 =∫(Icosθ)(2πsinθdθ)
 =2πI∫sinθcosθdθ
 =πI∫sin2θdθ
 =πI[-1/2・cos2θ]
 =πI=πLS (lm)
 (∵2sinθcosθ=sin2θ)

となる。

以上です。