ここの補足、です。
問題文、解答内容については、ここ参照で。
制御系の応答 問2
【解説】
制御系(制御要素)に与える入力信号の角周波数ωを変化させたとき、制御系(制御要素)から出力される大きさと位相角の変化を制御系の周波数応答という。
1.積分要素
積分要素の周波数伝達関数をGI(jω)とすれば、
GI(jω)=1/(jωTI)=1/(ωTI)∠−90°
となる。この式から角周波数ωを変化させたときのゲイン|GI(jω)|および位相角∠GI(jω)を求めると表1に示すようになる。
この表からわかるように積分要素のゲインは角周波数ωに反比例し、位相角は−90°の一定値になる。
2.微分要素
微分要素の周波数伝達関数をGD(jω)とすれば、
GD(jω)=jωTD=ωTD∠90°
となる。この式から角周波数ωを変化させたときのゲイン|GD(jω)|および位相角GD(jω)を求めると表2に示すようになる。
この表からわかるように微分要素のゲインは角周波数ωに比例し、位相角は90°の一定値になる。
以上です。
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